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【募集】「出向8」-月に8日だけの出向(育成型出向プログラム)

2014年8月に、沖縄ダイケンさまとのプロジェクトからスタートした「出向8」(シュッコウエイト/月に8日間だけの出向)。その後、エイアンドダブリュ沖縄さま(店長クラス)、国際旅行社さま(主任クラス)にも、ご活用いただきました。

 この度、ご要望にお応えして、令和元年夏(2019年7月~)より育成型出向プログラムとして「出向8」を再スタートいたします。

 

<出向8とは・・・>

一般的な出向は、技術や知識の習得などを目的とし、3ケ月から複数年に置いて出向先へ常駐という形をとります。

一方、沖縄人財クラスタ研究会が実施している育成型出向プログラムである「出向8」は、時間や仕事のマネジメント能力アップや人材育成や組織開発のスキルアップを目的として、月に8日間だけ当法人へ出向し、残りは自社で通常勤務を行うというものです。

 

<出向8の効果>

1-自社の仕事も行いつつ、月に「8日間」だけ出向することで「スケジュール管理」が上達します。

2-事前に自社内で業務の「引継ぎ」を行って出向するため、仕事の「見える化」が促進されます。

3-実際の人材育成の研修や組織開発の現場に「立ち会う」ことで、「ノウハウ」が蓄積されます。

 

<出向8の方法>

例えば、2019年7月~2019年12月(あるいは2019年10月~2020年3月)といった形で、6ケ月にわたり月8日のペースで沖縄人財クラスタ研究会へ出向いたします。(基本は、月8日間×6ケ月連続)

今までの3社のケースでいえば、毎週火曜日・木曜日を基本として出向し、自社の仕事のスケジュールや沖縄人財クラスタ研究会の研修日程などを鑑みなながら、調整していきます。

出向に際しては、経営者や上司の方とご本人と面談を行い、「どういった課題があるのか?」「どういった能力を伸ばしたいのか?」などを2社間で共通認識を持って行ってまいります。

 

出向日当日の振り返りに加えて、月1回の振り返りも行うことで、成長を促進するという仕組みをとっています。

 

<出向8 体験者の声>

2014年8月~2015年3月までの8ヶ月間にわたって「出向8(シュッコウエイト)」を活用した株式会社沖縄ダイケンの佐久川常務(写真右側)と出向した玉城彩夏さん(写真左側)にコメントを頂戴しました(コメントと写真は、2018年8月末現在のものです)

 

※経営陣コメント(株式会社沖縄ダイケン 常務取締役 佐久川昌佳氏)

―出向者の変化や成長した点は?

作業ひとつひとつを漫然にこなすのではなく、ひとつひとつの行動が「なぜ必要か」「どう変わるのか」「変わったらどんなメリットがあるのか」を考え取り組むようになり、積極性と自信が出てきた。さらに、情報収集と自己学習にて多くの引出を持てるようになった。

 

-組織開発や人材育成上でのメリットは?

出向させた時は「人事研修室」を立ち上げたばかりで、出向後の社内研修や入社オリエンテーション、Gutsインターンシップの受入では、出向で学んだことに、玉城がもともと持っている潜在能力が十分に発揮され、自律型人材育成の重要性が社内に浸透すると同時に、社内コミュニケーション力のアップと組織の活性化へと繋がった。

 

-会社として調整・協力した点は?

出向期間中、上長によるルーチン業務の代行

 

ー他社へのお勧めメッセージ

沖縄人財クラスタ研修会への出向を通じ、沖縄県の人材育成推進者養成講座の事務局として多くの講座を受講出来た上に、受講者との異業種交流、そしてGutsインターンシップでの講義担当等、自社では出来ない貴重な体験をさせてもらい本人の成長に繋がった。

 

 

※「出向8」体験者コメント(経営企画部人事研修室 玉城彩夏さん)

 

-成長した点は?

1:6W3Hで抜けモレを無くした報告が出来るようになった

日報やメール、口頭など伝える際は6W3Hで報告するよう習慣化するまでとことんご指導いただきました。おかげで出向後は抜けモレが無い報告が出来るようになりました。

 

2:フィードバックの重要性に気づいた

指導する立場になって気づいたのですが、指示だけしても人は成長しないという事です。その行動に対する意図や目的を何度も伝え、共有し理解してもらい、更に人に伝えることが出来るまでが指導者の役目なのだと思い、現在は先輩の立場から後輩の指導に当たっています。

出向中は私が行動変容するまで立津さんは向き合ってくれ、沢山のフィードバックを頂きました。目的を持った仕事の仕方を学んだと同時に先輩として後輩を指導する際にその時の経験がとても活かされています。

 

3:挨拶実習を自社で導入

「モンキー」という発声を取り入れた挨拶実習は今や当社の新人社員研修ではお馴染みですが、この挨拶実習が誕生したのは出向している期間中でした。

学生の前で90分の講話をする機会を頂いた際に初めて実施したところ、学生たちが楽しみながら、笑顔で挨拶練習する様子を見て自信が付き、以来自社でも取り入れるようになりました。

 

-解決した課題は?

1:6W3Hで報告する習慣が身についてからは、上司との情報共有がスムーズになりました。また、何時間もかけていた報告書作成やメールの作成がとても速くなりなりました。

2:目的を持った仕事は自発的な行動に繋がりました。入社間もない頃は受け身の状態で仕事をしていましたが、出向後は『何のために?』を考えながら動くことで、仕事が楽しくなり『任されている』という責任も芽生えました。

 

 

―得たメリットと苦労した点は?

出向して間もない頃苦労したことは白井さん特有の無茶ぶりです。最初こそ戸惑いましたが、場数を踏むことで度胸が付くと同時に、大勢の前で発表を終えた後は必ずフィードバックを頂きましたので、自分自身を振り返る良い機会を多く頂きました。

中でも、人前に立つときの心構えとして「相手の反応を見る」ということを今でも大事にしています。

出向後は当社の新人社員を対象にした入社時研修を担当するようになり、私よりも年上の方々を前に研修を実施していますが、相手の反応を見ながら進行する事で、「初心に戻る事が出来た」や「日ごろの挨拶を振り返る良い機会になった」など、高い受講満足度を得られています。

白井さんにいつ無茶ぶりされるかいつもドキドキでしたが、そのおかげで冷静に周囲を見て発言できるスキルが身に付きました。

 

-他社へのお勧めメッセージ

出向中は自社では経験できない事を沢山経験させていただき多くのことを学びました。他社で行われる研修にも同行させていただき、研修企画のノウハウの習得や人事関係の方々との横のつながりを持つことが出来ました。

出向中は自分でも気づかない可能性を見つけることが出来た期間でした。今振り返ると私自身が自分の強みを認識できた期間だったように思います。自分の殻を破る事が出来た8か月間でした。

 

「出向8(シュッコウエイト)」に関するお問合せは、

https://www.human-okinawa.org/contact/